人類全体が一つの企業だったとして、あなたがその最高責任者CEOだったとしたら、
食糧生産を最も効率的に行うためには、どうしますか?
単位面積あたりどの位のコストで利益はどうなのか?
現行の農業のやり方を会社経営で表してみると、
単位面積当たり、まず大きな耕運機を作る工場を作る。
工場稼働に必要な化石燃料を掘り出すための工場、
できた機械を運搬するにも化石燃料が必要となる。
今の農業形態は膨大なコストがかかっている。
(沢山の雇用と経済を生み出しているというが)()内:投稿者の補足
地球2.9個分の資源が必要=大赤字経営
(農業もそもそも産業革命以降の資本主義の上になりたっている。だから私たちの命を繋ぐ食物も工場製品のようになってきた。消費者もそれを良しとしてきた)
そのような視点に立って見ないとこれから先は立ち行かなくなっている。
では、どうやって食料自給するのか?
(自然農10年の熟練者でも)一人で米野菜を作って最高10世帯が限界か?
だったらみんなが作ればいい。
家庭菜園で良いから自分の命を支える生産人口が増えればよい。
食物はスーパーや市場で得るという、世界全体の分業化に亀裂が入ってきている。
(それに命を預けるには)リスクが大きすぎる。
(そして起こったのは)家庭菜園ブーム。
自分の命を支える いのちへ回帰する流れと言える。
ドイツは都市計画に家庭菜園が組み込まれてきている。
農業と言わないまでも、自分たちを支えてくれる命に触れてみたいという機会を増やしていく。
農という楽しい営みに携わる人口が増えればよい。
家庭菜園の延長でやるのには、大きな機械で耕す必要はまるでない。
それこそ自然農にぴったりだ。
自然農では人類の食糧を賄えない?いま分業化が進み過ぎてしまった社会システムの中で、賄えないと断定してしまうのではなくて、そのシステム自体がいま変化しつつあるのではないか。
その中で、それぞれの人が自分の命と関わる場所を求めている。
その変化に応じた農の在り方、社会システムの変化に適応するのが自然農である。
投稿者:私が思う農とは
自然農のやりかたはそれを志す人の数だけあるといいます。
自然が全て良いのか?人は何の役割があって存在しているのか?人には土を耕すという役割があるはずだ。
というのが、現在お世話になっている農園主から聞いた言葉です。
その農園主が求めるのは家庭菜園だけではなく、これからの日本のサバイバルという見地から計画されている多角的な視点であると理解しています。
では自分は、60からの手習いの畑に何を求めているのか?
どのようなご時世になるか分かりませんが、最悪にして最良なことに自分が生き残って更に年を重ねたと想定した時に、自分の食を自分で賄うというために田畑が必要という思いがあります。
うまくいけば、近くの若い人たちにも作物を分けて挙げられたら幸いというものです。
70歳80歳になってもやれる農とは、まず終の住処のすぐ近くに畑を持つことが必須。
体が弱くなって耕せない、資材を買ったり運ぶ余裕もない、ないない尽くしでもできる農を模索すると、島の農園が実現されているように耕さない、500円の鎌ひとつで賄う農法が最適だという考えに到りました。
何より自然への回帰は良いことづくめ。
畑があれば風に吹かれ、陽を浴びて、自然からおいしい野菜をいただいて、孫の様に可愛い植物や虫たちと暮らせたら、毎日やることに事欠かずボケる暇もない。医者にも掛からず自分の寿命を全うする覚悟で、好きなことをやっていれば布団で死ねなくてもいいなと思っています(笑)
ということは、同時に、これ以外のことは全てノーと決断するということになるかもしれません。
これからの時代が、それぞれの目的に最適な農の形を求めたときに、必然的に自然という要素は外せないというか自然に戻さないと生きていけない状態になるでしょう。それでも気象兵器など使われたら、それこそ地球は堪忍袋の緒が切れて、人類絶滅まで行くかもしれません。
最後に蛇足ですが、あのビルゲイツはアメリカ一の広い自然農園をお持ちだそうです。ご家族は離れたようですが・・
一人だけ食べていける畑でいいのに~どうして広大な畑が必要なのかしら?家族もいないのに、と聞いてみたい。お金を稼ぐ必要もないのに。
僅かでも自分の畑で採れた神様からのご褒美をいただいている時が一番の幸せです。足るを知ればこそ。
そして自分という小我から解脱して自由の魂となり、宇宙エネルギーに戻ることを夢見ています。

”KACO no MIRAI地図”
碧い海と青い空の地球が大好き
緑の木々や植物
虫やたくさんの生きものたちも集う
完璧な星に私たちは生まれた
日本列島に住まう地球の住人という感性で
囲いを超えて
自己の意識が奏でる時空を創っていこう
1 件のコメント
ゲイツは、何もしなくていいからこそ、
そして本当は自然に寄り添った人間の立場こそ、本来の人の天命と感じて、広大なそういう農園を持たれているのであろう、
と感想を持ちます。
ご家族離散は不可解ですが。